東京都新宿区歌舞伎町の大久保公園周辺での売春行為を取り締まる目的で、警視庁保安課は18日、風営法などに基づき、ラブホテルやレンタルルームに一斉立ち入りしたと発表した。大久保公園周辺では年明け以降、客待ちをする女性が再び増加傾向にあり、売春目的や18歳未満の客を入室させないよう要請した。
警視庁によると、立ち入りは、17日午後に約30人態勢で実施。歌舞伎町地区のラブホテルやレンタルルームなど計62カ所を訪れ、利用者の身分確認の徹底や、売春が疑われる客に対応した場合の通報などを指導した。捜査員らは「1日に繰り返し利用する女性客は売春の疑いがある」などと、従業員らに注意を促した。
また、性被害や生活困窮に直面する女性への支援を強化する新法が4月に施行されたことを受け、相談窓口が記載されたポスターを配布し、施設内の目に付きやすい場所に掲示するよう求めた。
大久保公園周辺での売春行為は、警視庁による取り締まり強化で一時は減少傾向にあったが、1月以降には18日現在で、女性20人が売春防止法違反(客待ち)容疑で逮捕されている。【加藤昌平】
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