能登半島地震の復興を支援するマジンガーZと忍者ハットリくんのコラボTシャツ=富山県氷見市で2024年7月7日午後1時15分、萱原健一撮影

 能登半島地震の復興を支援していこうと、石川県輪島市出身の漫画家、永井豪さんの生んだキャラクター「マジンガーZ」と富山県氷見市出身の漫画家、故藤子不二雄(A)さんの「忍者ハットリくん」が一緒に描かれたコラボTシャツが完成した。二つのキャラクターが能登半島の上を飛行し、被災地に希望と勇気を届けるデザイン。13日から氷見市内で販売し、収益は被災地に寄付する。

 氷見市文化振興財団が被害の実態を風化させず、復興への関心を継続させようと、石川・富山両県が県境を越えてひとつになる意味を込めた「INTO ONE!」(イントゥー・ワン)プロジェクトを企画。同財団が永井さんの事務所「ダイナミック企画」や藤子スタジオなどの協力を得てチャリティーTシャツが実現させた。

 永井さんは「INTO ONEのメッセージの通り、2キャラクターが一丸となって能登の復興に向けて飛び立つ、という頼もしいデザイン」、藤子スタジオは「マジンガーZと忍者ハットリくんが初めて手を携え、能登半島の復興に立ち上がる。皆様のお力をお貸しください」とコメントを寄せた。

 Tシャツは白、黒の2色で、サイズはS、M、L、XLの4種類。税込み4400円。12月末まで取り扱う予定で、2000枚の販売を目指す。経費を除いた収益は日本赤十字社の能登半島地震災害義援金へ寄付する。13日から道の駅「ひみ番屋街」などで発売。31日からは東京と大阪のアンテナショップでも販売するほか、インターネットや石川県内での販売も検討する。【萱原健一】

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