2022年8月に北九州市の旦過市場で起きた2度目の大規模火災で、火元となり、業務上失火の罪に問われている元飲食店経営の女性に対し、福岡地裁小倉支部は禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは元飲食店経営の63歳の女性です。

判決によりますと、元経営者の女性は、2022年8月10日午後8時25分ごろ、当時経営していた旦過市場内の店で、食用油を処理するためフライパンに処理剤を入れて加熱したまま、その場を離れて発火させ、あわせて29棟、約3300平方メートルを焼損させました。

女性は6日の初公判で起訴内容を認め、被災者に謝罪していました。

11日の判決公判で、福岡地裁小倉支部の渡部五郎裁判長は「周囲の店舗や家屋が軒並み焼損し、被害にあった多数の店舗が廃業・移転を余儀なくさせるなど、甚大な被害を生じた」とした一方、「事実を認め反省の弁を述べている」として、女性に対し、禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

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