検察ナンバー2の東京高検検事長に齋藤隆博氏が就任しました。齋藤氏はこれまで、東京地検特捜部長や最高検の次長検事などを歴任し、9日付けで東京高検の検事長につきました。

東京高検検事長に就任した齋藤隆博氏
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就任会見では、「検察の基盤は公平・公正に対する国民皆様の信頼にあることを心の底におさめて務めていきたい」と述べたうえで、「国民の皆様が安心して暮らせるよう安全な社会をつくり維持することが検察のやるべきこと」と抱負を述べました。

これまでの検事人生で印象に残っていることについては、自身も関わったいわゆる「日本版司法取引制度」をあげ、「事件の全体像や核心部分の解明に効果的な事もあると分かってきた」とし、「個々の事案を考えながら使える場合には使っていく」と話しました。

一方で、東京地検のトップには、竹内寛志氏が就任しました。

東京地検検事正に就任した竹内寛志氏

東京地検検事正に就いた竹内氏は会見で、「重責に身の引き締まる思い。検察の役割を全うすべく力を尽くす」と抱負を述べました。

その上で、「真相解明に徹底してこだわりたい。目指すところは真相解明の職人。部下にもそれを目指してほしい」と語りました。

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