山梨県は17日、今夏の富士山登山シーズン(7月1日~9月10日)から県側の登山道「吉田ルート」で実施する入山規制について、1日当たり上限4000人とすると正式に発表した。
吉田ルートの5合目にゲートを設け、上限を超える場合のほか、山小屋宿泊者を除いて午後4時~午前3時も登山規制する。通行料は、すでに任意で集めている保全協力金(原則1000円)とは別に2000円を徴収。登山者1人当たりの負担は最大3000円となる。
富士山では、山頂付近での過度な混雑や、山小屋の予約を取らずに夜通し山頂を目指す「弾丸登山」が相次ぎ、事故の増加が懸念されていた。
昨年の登山期間中の入山者は吉田ルートで13万7236人、静岡県側の入山者を合わせた全体数は22万1322人だった。
富士登山オフィシャルサイトでも告知し、周知を図っていく。【佐藤薫】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。