一部の学校給食でパンの提供がなくなっていることがわかりました。パン給食のこれまでの歴史を振り返ります。

 学校給食歴史館の中島勝男館長(64)によると、戦後に給食が再開されたときは、アメリカから小麦の提供を受けて、コッペパンが主食でした。

 学校給食にご飯が正式に導入されたのは1976年です。コメ余りもあって、国が旗を振っていました。

 その後、給食の「パン離れ」が進んでいきます。食料自給率の問題などで、2009年に文科省が米飯給食を週に3〜4回にするという目標を掲げ、2023年度の調査では98.3%の学校が週3回以上になっています。

 中島館長によると、主食としてはご飯のほうがパンよりも3割ほど安いということです。

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