日本植物園協会の総裁を務める秋篠宮さまは、5月23日、茨城県の水戸市植物公園を視察されました。

水戸市植物公園のキッズガーデン
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ご覧になったのは、約40種類、550株のサルビアが植えられている花壇。

クレベランドセージ

西川綾子園長に勧められ、サルビアの仲間「クレベランドセージ」の葉を手に取り香りを確かめると「いい香りです」と話されました。

クレベランドセージをかがれる秋篠宮さま

「ぜひ殿下に見ていただきたいのが、こちらのサルビアなんですけれど」と園長が案内したのは、夏から秋にかけて桃色の花を咲かせる「あやのピーチ」という品種。園長が平成18(2006)年にアメリカから種を輸入し国内で普及させたことから、園長の名前「あや」が付けられています。

「あやのピーチ」

園長が「殿下も礼宮さまでしたから」というと「そうですね」と微笑まれた秋篠宮さま。「これは寒さにも強いですか?」などと質問しながら、この日に咲いた「あやのピーチ」をご覧になりました。

赤だけでなく色とりどりの花が咲くサルビアの花壇に、秋篠宮さまは「ここのコーナーは小さいですけれども、サルビアの多様性をパッと一目で見られていいんじゃないですか?」と話されました。

西川綾子園長から説明を受けられる秋篠宮さま

続いて、日本植物園協会の大会に出席し、功労者の表彰を見守られた秋篠宮さま。挨拶では植物園の社会的重要性に触れ、その活動がさらに発展することを願われました。

日本植物園協会 第59回大会(茨城・水戸市)

《秋篠宮さま おことば》
「植物園は、植物とキノコ類の系統保存と継承、多様性の保全、憩いの場および社会教育の場としての機能、園芸技術の向上、植物情報の整理・発信、そして地域・国家・人類への貢献等、多岐にわたる重要な役割を担っております。ここに集う、全国の植物園運営に携わる皆様が、そうした植物園の社会的重要性を意識し、植物園のますますの発展に寄与していただくことを願っております」

おことばを述べられる秋篠宮さま

(「皇室ご一家」6月16日放送)

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