若者の間で蔓延が止まらない大麻、またも学生が逮捕です。

 大麻とみられるものを所持していた疑いで北海道札幌市の「札幌大学」柔道部員4人が逮捕・書類送検されていたことが分かりました。

 「同級生か先輩かわからないけど(大麻の)うわさはあったみたい。(監督から)1か月くらい前に話があって(自粛後)モヤモヤしたまま練習をやっていたがまさかそんなことをする人に見えなかったので現実として受け止められなかった」(大学の柔道部員)

 共に活動してきた仲間の事件に動揺を隠せない柔道部員。

 麻薬特例法違反の疑いで逮捕・書類送検されたのは、札幌大学柔道部の男子部員4人です。

 4人は2024年4月以降、違法と認識しながら自ら使用する目的で大麻とみられるものを所持していた疑いが持たれています。

 4人は1年生と2年生の柔道部員。

 大学によりますと4人は5月、警察から事情聴取を受けた後の学内での聞き取りに対し…

 「1人が大麻を入手し他の3人がもらって吸った」

 大麻は道外から入手したとみられ、警察の調べに、全員容疑をおおむね認めているということです。

 「自分の大学で起きてるのは知らなかった。やっちゃいけないこととの区別がつかなかったのかと思う」(同じ大学の学生)

 若者の間で広がり続ける大麻。

 2024年4月には帯広市の帯広畜産大学の男子学生2人が、使用する目的で自生する大麻を採取・所持し逮捕されました。

 2023年、北海道で大麻を所持していたなどとして検挙された人は308人。

 過去5年で最多となりました。

 その内の7割が未成年と20代までの若者でした。

 2024年もすでに71人の若者が検挙されています。(速報値)

 「怖いです。そんな身近にあることが」(学生)

 「普通に学生が(大麻を)手に入れられるのが衝撃。自分の子は大丈夫だと思っているが、周りにそういう人がいたら心配」(保護者)

 今回逮捕・書類送検された学生の一部は、すでに自主退学しているということです。

 札幌大学は「捜査への影響を踏まえ公表を控えていた」とした上で再発防止に取り組むとしています。

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