プールの中で、10人以上の人たちが水の中で両手と両足を前に伸ばし、じっと座って息を止めています。
さらに、ウェットスーツを着て、全員、目を開けたままです。

これは、海上保安大学校で全国から選抜された研修生たちが、潜水士になるために受ける潜水研修の様子です。

海難事故が発生した際に救助に当たる潜水士。
潜水士になるためには、2カ月間にわたる厳しい訓練を受ける必要があります。

ボンベが使用できなくなるなどの不測の事態に備えて長く息を止める、呼吸停止の訓練は、1日の初めに行う大事な訓練だったのです。

この訓練は、2分半もの間、息を止めているといいます。

ちなみに、なぜ目を開けたままなのかというと、訓練中、失神していないかを確認するためなんだそうです。

人々の命を守るため、日々過酷な訓練に励む研修生たち。厳しい訓練を乗り越え、立派な潜水士を目指しています。

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