都城市の中学校が管理する銀行口座から現金を不正にだまし取った詐欺などの罪に問われている元PTA職員の女の裁判です。検察は、女に懲役6年を求刑しました。

起訴されているのは、都城市立小松原中学校の元PTA職員 吉川歩准理被告(29)です。

起訴状などによりますと、吉川被告はおととし4月から複数回にわたり、中学校が管理する銀行口座から現金を不正にだまし取った詐欺などの罪に問われています。

吉川被告が学校の口座などから不正にだまし取った金額の総額は約1200万円に上ります。

4日の公判で、検察は、「自身の立場を悪用した悪質な行為でその被害は甚大」などとして、懲役6年を求刑しました。

一方、弁護側は、「吉川被告は犯行を認め、反省しており、被害弁償の意向がある」などと主張し、裁判は結審しました。

判決は、8月6日に言い渡されます。

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