建設現場に猛烈な日差しが照り付けた、4日午後1時過ぎの静岡市。
気温が39.3度まで上がり、全国で2024年一番の暑さとなりました。

静岡市では観測史上1位の記録を更新。

現場では水が噴き出る扇風機をフル稼働させ、熱中症対策をしていましたが、体温超えの暑さに。

東京都心も35度まで気温が上がり、2024年初めて猛暑日となりました。

東京・江東区のじゃぶじゃぶ池は、水着姿ではしゃぐ子供たちでいっぱいです。

列島を2024年一番の暑さが襲う中、埼玉・川口市では七夕まつりが始まっていました。

子供たちのさまざまな願いが書かれた短冊が飾られた祭り会場。
子供が大好きなチョコバナナの屋台。

炎天下で露店を開く人たちは汗だくです。

首かけ式のハンディーファンと水分補給、さらに塩分入りのキャンディーで暑さ対策。

そしてヨーヨー釣りの屋台では、凍らせた水のペットボトルを首に当てていました。

この暑さに、祭り会場にきていた人たちはさまざまな熱中症対策を施していました。

4歳の男の子を連れたお母さんは、ひんやりタオルにとどまらず、かばんから続々と手持ちタイプや首かけ式のハンディーファン、日傘まで、数々の暑さ対策グッズが出てきました。

4歳の男の子を連れたお母さんは、「男の子だから汗もかくのでなおさら万端にしないと、この暑さは怖い」と話しました。

4日はこれまでに全国の64地点で猛暑日となり、2024年最多を更新。
危険な暑さに熱中症の危険も高まりました。

東京都内では、4日午後3時までに47人が熱中症で救急搬送。

関東だけでこれまでに200人以上が熱中症とみられる症状で搬送されました。

午後2時過ぎの東京・江東区。
ベビーカーを押すお母さんたちも、日傘をさして暑さ対策。

30代(子ども7カ月):
初めての夏ですね。こまめにまだミルクなので、ミルクしたり、涼しいところを歩いたり。(何が心配?)脱水。

30代(子ども1歳):
(お出かけ)したいんですけど、暑いとなるとちょっと考えちゃう。

サーモカメラで見てみると、日差しをため込んだアスファルトの地面に近い位置ほど真っ赤に。

照り返しを受けたベビーカーの手すりや赤ちゃんの頭が赤くなっていて、熱中症の危険にさらされていることが分かります。

保護者からは、自らSOSを訴えることができない子供の熱中症への不安の声が上がりました。

40代(子ども4歳):
子どもはそんなに言えないと思います。なので親が注意しないと。

30代(子ども0歳):
心配ですね。水分も足りてるか全然わからないのですごく心配。

小児科医院にも不安を訴える保護者の姿が。

30代(子ども2カ月):
色々知りたいです対策を。すごい心配で。

医師は「目のくぼみ」や「肌の弾力」が赤ちゃんの熱中症を見分けるポイントだと指摘します。

竹内内科小児科医院院長 五良会クリニック白金高輪・五藤良将理事長は、「そもそも赤ちゃんは熱中症・脱水症になりやすい。目がくぼんでいるとか、皮膚のぷにぷに感、つやがないとか。最近のベビーカーは日陰対策はできていると思うけども、しっかり観察して早急に水分を補給するとか、しっかりと栄養をとることとか、日常の疲れをためないこと」と話しました。

危険な暑さが続く中、東京・銀座のロフトでは2024年も新たな暑さ対策グッズが登場しています。

ロフト 広報室・田中寛子さん:
こちらが「シャツの上からかけるスプレー」。かけるとすごく涼しくなります。

2023年から売れ筋だというひんやりシャツシャワー。
シャツの上に振りかけるとひんやりとし、香りも爽快感があります。

中でも注目なのは、2024年にデビューしたばかりの驚きの風量調節機能を持った「ハンディーファン」。
なんと風の強さが100段階も調節できるといいます。

最新ハンディーファンの強烈な風に、シンガポールからの観光客もびっくり。

シンガポール人観光客:
(風量が)とても強い。とてもいいですね。

体験した客:
風すごく冷たくてびっくりしました。(Q.冷たいですよね)冷たいです。

5日も東日本や西日本は危険な暑さが予想されていて、週末にかけて万全な熱中症対策が必要です。

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