札幌市西区で2023年11月、軽乗用車のタイヤが外れ、4歳の女の子に直撃した事故で、車の所有者の男が逮捕されました。

 過失運転致傷と道路運送車両法違反の疑いで逮捕されたのは自称・江別市の会社員、田中正満容疑者(50)です。

 田中容疑者は2023年11月、不正に改造した軽乗用車の点検整備を怠ったまま知人に運転を依頼し、札幌市西区平和3条8丁目で、脱落したタイヤが歩道にいた4歳の女の子に直撃する事故を引き起こした疑いなどが持たれています。

 女の子は意識不明の重体のままです。

 調べに田中容疑者はおおむね容疑を認める一方で、「点検したのは知人だった」と話しています。

 当時軽乗用車を運転していた知人の若本豊嗣容疑者(50)も、田中容疑者と共謀してタイヤを外側に出す改造をした疑いで6月20日に再逮捕されました。

 過失運転致傷の疑いで運転手以外が逮捕されるのは、全国で初めてとみられます。

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