北海道千歳市で自動車整備や板金塗装などを手掛ける「シーティーエス」が、札幌地裁から特別清算開始決定を受けていたことが分かりました。民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、負債総額は約1億円です。
「シーティーエス」は1965(昭和40)年に、前身の「井坂商会」として設立。自動車整備や板金塗装のほか、新車・中古車販売、自動車リース、車検代行、損害保険代行など手広く事業を展開していました。
取引先は自動車ディーラーやレンタカー業者、官公庁などの団体だけでなく、個人にも対応し、ピークの1995年1月期には約2億4600万円の売上高がありました。
ただ、その後は減収傾向が長く続き、2020年1月期には1億2000万円の大幅な赤字。7200万円の債務超過に転落しました。
こうした中、2023年6月に札幌市西区の会社に事業を譲渡。13人の従業員も全員が移籍したとみられます。
2024年2月の株主総会の決議で解散。5月31日に札幌地裁から特別清算開始決定を受けました。
「シーティーエス」はホームページで「より美しく、より精密に、最新鋭の技術でお客様の愛車をよみがえらせる」とうたっていました。
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