東京電力福島第1原発。右から1号機、2号機、3号機、4号機=2022年8月21日午後1時58分、本社ヘリから

 東京電力は13日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の廃炉作業に携わっていた子会社「東京パワーテクノロジー」の50代の男性作業員が、同日午後0時40分ごろ、構内の休憩所で倒れているのが見つかったと発表した。病院に搬送されたが、心肺停止状態。

 東電によると、男性は午前11時から、防護服が必要な「イエローゾーン」となる2号機近くで、水質調査で掘削した場所の埋め戻し作業に立ち会っていた。当時の気温は24度だった。男性は作業前に体調に異常はなく、被ばくはしていないという。東電は、熱中症か体調不良によるものか不明としている。【錦織祐一】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。