今年4月から新しく熱中症特別警戒アラートの運用が今年4月からスタートしています。併用して運用されている従来の熱中症警戒アラートとの違いは。その主なポイントを土井麻央佳気象予報士が解説します。

土井麻央佳気象予報士:
4月から運用されている熱中症特別警戒アラートは、従来の熱中症警戒アラートよりさらに一段上の警戒を知らせるものになります。気温が特に著しく高くなり熱中症によって健康に重大な被害が生じる恐れがある場合に、環境省が発表します。

「熱中症警戒アラート」は愛媛県で観測している14地点のうち、「1地点でも暑さ指数が33以上」になると前日または当日に発表されます。去年は愛媛県で26回発表されました。

この一方で「特別警戒アラート」は、「全ての地点で暑さ指数が35以上」になると予想される場合、前日の午後2時に発表されることになっています。

今までにこの基準に達したことは国内で一度もありませんが、気候変動などの影響で「過去に例のない危険な暑さ」になる恐れがある場合を想定しています。

内木敦也キャスター:
発表された場合はどのような対策が必要ですか

土井気象予報士:
不要不急の外出は控えて涼しい環境で過ごし、こまめな休憩や水分・塩分の補給も忘れずに行ってください。涼しい環境以外では運動を控えるなどの対策も必要です。エアコンが故障してしまった場合などは、クーリングシェルターへ避難するようにしましょう。ただ特別警戒アラートが発表されていなくても、これからの時期は気温や湿度が高く熱中症の危険があります。油断せずにしっかり対策をしていきましょう。

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