河井克行元法務大臣夫妻による大規模買収事件で公職選挙法違反の罪に問われた藤田博之元広島市議の控訴審で、広島高裁は一審判決を支持し、藤田元市議の訴えを退けました。

藤田博之元市議は2019年の参院選で河井克行元法務大臣から妻の案里元議員を当選させる目的と知りながら、現金70万円を受け取った罪に問われています。

一審で罰金40万円、追徴金70万円の判決を受けましたが、藤田元市議は「事実誤認がある」などとして控訴していました。

16日の裁判で広島高裁の森浩史裁判長は「克行氏から受け取った現金に領収書を交付しないなど、現金が選挙報酬であると被告が認識していたことを裏付けている」としました。

そのうえで「一審判決に事実の誤認があるとは認められない」として一審判決を支持し、藤田元市議の控訴を棄却しました。

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