京都府警本部

 獣医師免許がないのに歯科器具を使って犬の歯石除去をしたとして、京都府警は11日、京都市南区でドッグカフェを経営する女性(51)を獣医師法違反の疑いで書類送検した。

 送検容疑は2月16日、免許がないのにドッグカフェ内で歯科器具「スケーラー」で犬1頭の歯石を除去する診療行為をしたとしている。

 府警生活保安課によると、女性は7~8年前から、多い月で100頭を施術したと供述。年間300万円ほど利益を得ていたといい、「犯罪行為になることは理解していた」と容疑を認めているという。

 歯石が除去された様子などがSNS(ネット交流サービス)に投稿され、昨夏以降に府警に告発などがされていた。府は違法の可能性があるとして指導し、今年1月に農林水産省が「診療行為にあたる」との見解を示した後も指導したが、施術を続けていたことが判明した。【日高沙妃】

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