■21億円横領事件で無罪確定
21億円の横領事件で無罪が確定した不動産会社の元社長が国を訴えた裁判で、11日大阪地検特捜部の取り調べを記録した映像が法廷で流れました。
「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さんは5年前、学校法人との土地取引をめぐって部下らと21億円を横領したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴され裁判で無罪が確定しました。
■「違法な捜査で冤罪作り上げた」国に賠償求める裁判
山岸さんは「違法な捜査で冤罪を作り上げた」として国に損害賠償を求める裁判を起こしていて11日、大阪地裁で特捜部の取り調べを記録した映像が証拠として提出され法廷で流れました。
■「会社の評価を貶めた大罪人」法廷で初めて流された特捜部の「取り調べ映像」
流された映像では検察官が当時の部下に「会社の評価を貶めた大罪人」と強く迫る様子などが記録されていました。
弁護団によると、特捜部の取り調べ映像が公開されるのは初めてのことです。
11日の裁判では、実際に山岸さんの当時の部下らを取り調べた検察幹部の尋問も行なわれます。
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