交際相手の頭をハンマーで殴るなどして殺害し、遺体を切断して遺棄した罪に問われている男の裁判員裁判が静岡地裁浜松支部で開かれ、検察側は懲役18年を求刑しました。
起訴されている静岡県沼津市の無職の男(32)は、2023年2月、交際していた女性の頭をハンマーで殴るなどして殺害した上、遺体を切断し自宅などに遺棄した罪に問われています。
落合健悟 記者:
きょう(10日)の裁判では、女性の母親による意見陳述が行われ「ずっと刑務所にいてほしい」などと涙ながらに語った一方、被告はうつむき目を閉じて聞いていました
このあと検察側は「被告が不倫関係を解消しようとしたところ、女性から金銭を要求されたため支払うとウソをついて呼び出した上で犯行に及んだ」と指摘し、「一定の計画性が認められる」と主張。
その上で「都合のいい形で不倫関係を解消するために犯行に及んでおり、動機も身勝手である」などとして、裁判所に懲役18年とするよう求めました。
一方で、弁護側は「女性から金銭を要求され、家族や会社に不倫関係を暴露することをほのめかされるなど追いつめられた上での突発的な犯行で、女性にも責められる点がある」として懲役13年以下を求めました。
判決は6月14日に言い渡される予定です。
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