宮城県内の教職員組合が教職員を対象に行ったアンケート調査で、回答した半数以上が職場でパワハラを受けたことがあると回答しました。

アンケートは、2020年に県立学校に勤める30代の女性教師が、59歳の男性教師からパワハラを受け自殺した問題をめぐり、県高等学校・障害児学校教職員組合が現場の実態を調べようと行ったものです。

アンケートは組合員を通じて県立高校の教職員に周知され、3月から5月までに104人から回答を得ました。その結果、パワハラについて、「かつて受けたことがある」と回答したのは47人、「現在受けている」と回答したのは9人で、回答した半数以上がパワハラ被害を受けていました。

具体的には、恫喝、一分ごとのスケジュールの提出、校長が飲み会の場で結婚していないことをさんざんからかうなどがあったということです。

県高校・障害児学校教職員組合 菅憲史執行委員長
「今も苦しんでいる方がいるということを、やはり県全体として考えましょうと思っております」

組合では、結果をもとに、第三者による相談体制の確立などを求める緊急の要求書を6月10日、県教委に提出しました。

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