愛知県半田市で2022年、中学2年の男子生徒が自殺したことを受け、市の教育委員会が第三者委員会を設置して、自殺の背景を再調査することがわかりました。
市教委や遺族によりますと2022月9月、半田市内の市立中学に通っていた当時2年の男子生徒(13)が自宅で自殺し、学校の調査で「いじめなどの背景は確認されなかった」とされていました。
遺族は2024年1月になって学校側に再調査を要望し、市教委は専門家らによる第三者委員会を設置することを決めたということです。
文科省の指針では、学校の調査でいじめなどの疑いが明らかでない場合も、遺族に再調査の意向を確認するよう定めていますが、1年半にわたり市教委からの意向の確認はなかったということです。
男子生徒の母親は東海テレビの取材に対し「学校側の対応が遅く、自殺した息子の同級生も卒業して風化してしまう。早く真相にたどり着ける委員会の開催を望みます」と話しています。
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