持病により医師から運転を控えるよう言われたにもかかわらず虚偽の申告で運転免許証を更新した上、事故を起こして軽自動車を運転していた男性(当時54)を死亡させたほか、トラックを運転していた男性(当時42)にケガをさせたとして、静岡地検浜松支部は2024年6月5日、浜松市に住む会社員の男を起訴しました。

起訴されたのは浜松市在住の会社員の男(45)で、2023年7月6日、過去5年以内に持病の発作により意識を失ったことがあり、医師から車の運転を控えるよう言われていたにも関わらず、運転免許証の更新にあたって質問票に虚偽の事実を記載して提出した道路交通法違反の罪に問われています。

また、男は4日後の7月10日、浜松市内で車を運転中に持病の発作によって意識を失い、赤信号で止まっていた車に追突して、運転していた男性(当時54)を頭蓋底骨折に基づく出血性ショックにより死亡させたほか、はずみで衝突したトラックの運転手の男性(当時42)に打撲などのケガをさせたとして、危険運転致死傷の罪でも起訴されました。

男は事故から4カ月あまり経った2023年11月に逮捕されたものの、12月には処分保留で釈放されていましたが、検察は任意での捜査を継続。そして2024年6月5日、公判請求に至りました。

静岡地検浜松支部は男の認否を明らかにしていません。

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