大気の状態が不安定となっています。きのう3日も大気が不安定となり夕方、各地でひょうが降りました。長野県の東信地方では出荷間近のサニーレタスやプルーンなどに被害が出ました。被害額は約1000万円にのぼります。

葉がズタズタに破れたり、変色したサニーレタス。御代田町の清水修司さんの畑です。

清水修司さん:
「見ての通りバラバラになっちゃって、出荷も何もできないんですよ」

原因は「ひょう」です。県内は3日、大気の状態が不安定となり、各地でひょうが降りました。

午後4時ごろの軽井沢町の映像。地面がひょうで白くなるほど激しく降りました。

東信地方では農作物に被害が相次ぎました。

清水修司さん:
「きのう降ったひょう。残ってる」

一夜明けても畑には「ひょう」が残っていました。清水さんの畑では収穫を間近に控えたサニーレタス3000玉が被害に遭いました。

廃棄せざるを得ないものも多いということです。年間の生産量の3割ほどにあたり、大きな打撃です。

清水修司さん:
「しょうがないっちゃしょうがないけど、残念だよな。やっとこれまでにして、あした出そうとしたやつ、もうダメだもんね。悔しいよね」

別の畑でも…。

大木慎也さん:
「破けているところや、色が変わっている。防ぎようがないんで、しょうがないってところですね」

御代田町の大木慎也さんの畑でも5日出荷予定だったサニーレタスやリーフレタスが被害を受けました。

大木慎也さん:
「ひどいところは廃棄で、被害が少なかったところも等級を落として出荷。このあと天気が続くことを願ってますね、天気が安定することを」

県農政部によりますと、ひょうによる被害は御代田町、軽井沢町、佐久市でレタスやプルーンを中心に確認され、被害額はおよそ1000万円にのぼるということです。

5日は天気が安定しそうです。

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