西郷村に続き、矢祭町でも危険な盛り土が確認され、福島県が刑事告発も見据えて行政命令を出している。
福島テレビ・宮下真結子記者:「問題となっている盛り土はかなり山奥にあります。
高く積まれている土砂の一部が、この奥にある保安林に流れ込んでいるということです」
矢祭町の私有地に造成された盛り土は、奥の保安林にまで流出していることが確認されている。福島県は土砂を運び込んだ業者に保安林の復旧を指示していたが、期限としていた5月20日までに復旧の計画書などは提出されなかった。
付近の住民は「盛土運ぶのにダンプで来るでしょ、大きい。この道路壊されちゃうんですよ。(大雨で)土石流として沢を流れていったら下の田んぼとか災害になるんじゃないかって」と話し不安を隠せない。
県は6月3日付けで復旧命令を出したが、9月上旬までに土砂の撤去に着手しなかった場合、刑事告発する方針だ。
この問題をめぐっては、西郷村に許可なく盛土を造成したとして、茨城県の男が逮捕されていて、矢祭町で盛り土が確認された土地もこの男の会社が所有していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。