JR高崎駅西口周辺=高崎市で2024年3月24日、日向梓撮影

 JR高崎駅(群馬県高崎市)のホームで消火剤をまいたなどとして、県警高崎署は4日、伊勢崎市茂呂町2、運送業、玉城修平容疑者(25)を威力業務妨害などの容疑で逮捕した。「間違いなく俺がやっています」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は5月25日午前3時40分ごろ、同駅の改札を飛び越えて侵入。近くに設置されていた消火器を噴射しながらエスカレーターでホームへ降り、消火設備を作動させてホームを使用不能にしたほか、エレベーターの外壁を蹴ってガラスを割ったとしている。

 同署によると、駅員の110番を受けて署員が駆けつけたが現場から逃走しており、駅周辺を警戒していたところ玉城容疑者を発見。パトカーにコーンを投げつけたため、同4時半ごろ、公務執行妨害と器物損壊の両容疑で現行犯逮捕した。玉城容疑者は駅構内での行為について「何でやったのかは酒に酔っていて覚えていない」と供述しているという。

 JR東日本高崎支社によると駅員にけがはなく、列車の運行に影響はなかったという。同社は「警察と連携して厳正に対処したい」とコメントした。【日向梓】

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