6月3日朝、石川県能登地方を震源とする最大震度5強の地震が発生し、新潟県内では長岡市などで震度4を観測しました。能登半島地震から5カ月あまりで再び襲った強い揺れに県民からも不安の声が聞かれました。

【記者リポート】
「新潟市中央区です。午前6時半、左右に大きく揺れています」

午前6時半ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度5強の地震が発生し、県内では長岡市や上越市などで震度4を観測しました。

元日の能登半島地震で津波による浸水被害のあった上越市港町では3日朝の地震発生直後、避難の準備を始めている人の姿も見られました。

【住民】
「いま外に出てきた。2階にいたけど揺れちゃって」

【住民】
「トラウマが蘇ってくる。津波は心配ないと予報してくれたから、ひとまず安心はした」

一方、能登半島地震で液状化現象などによる被害が相次ぎ、その復旧作業が今も続く新潟市西区では…

【記者リポート】
「新潟市西区寺尾東地区。こちらはまだ地面の隆起や住宅の傾きなど地震の被害が多く残っています。こうした中、地震を受けて住民からは不安の声が聞かれています」

【住民】
「1月の地震があるから。あのときのあれ(記憶)がよぎる」

【住民】
「朝風呂をしていたら急にぐらぐらっときて湯船がすごく揺れた。(地震が)来たと思って、今度はダメかなと思った」

県内ではこの地震によるけが人はいませんでしたが、上越市と長岡市の学校で壁にヒビが入るなどの被害が確認されています。

このほか、JRでは上越新幹線と北陸新幹線で遅れが出たほか、信越線の直江津駅から塚山駅間で一時運転を見合わせました。

気象庁は揺れの強かった地域では1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけています。

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