2023年9月、長野県軽井沢町で測量現場に向かっていた60代男性作業員がスズメバチに身体を複数箇所刺され、アナフィラキシーショックを発症し死亡する労働災害事故がありました。小諸労働基準監督所は3日、労働者に適切な保護具を備えなかったとして、会社などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、松本市の測量業者と佐久支店の部長です。

小諸労働基準監督所によりますと、2023年9月、軽井沢町で60代男性作業員が測量現場に向かうため、茂みを進んでいたところ、ハチの巣を踏み、クロスズメバチに身体の複数箇所を刺されたことにより、アナフィラキシーショックを発症し、その後、搬送先の病院で死亡する労働災害事故がありました。

労基署は、有害物が皮膚から侵入して、健康被害をおこすおそれのある業務に、労働者を従事させるにあたり、適切な防護具を備えなかった疑いがあるとして、会社と支店の部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

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