元日に最大震度7を観測した石川県の能登地方で3日朝、再び大きな地震が発生し、輪島市と珠洲市で最大震度5強を観測しました。
輪島市内の現在の様子を、石川テレビ・秋末械人アナウンサーがお伝えします。
3日午前6時31分ごろ、珠洲市と輪島市で震度5強を観測する地震があった。
この地震により、輪島市内では、これまでの地震で崩れかかっていた住宅など5棟が倒壊したほか、津幡町で1人が足の骨を折る大けがをした。
元日の地震で1階部分が傾き、「全壊」の判定を受けた住宅は、公費解体の順番を待っていたところだった。
しかし、3日朝の地震で1階部分が崩れ、また瓦屋根も崩れたため、雨に備えて業者がブルーシートを貼る作業を行っていた。当時、住民は金沢市内に二次避難をしていたため無事だったが、中にある荷物は取り出せなくなってしまったという。
家主の男性は「そこまでひどくないと思っていたので、つっかえ棒とか養生もしていない状態。今思えばしとけばよかった。(帰ってきた時は)家の片づけや会社の片づけをしている。(その瞬間だと考えたら)怖いですよね」と話した。
金沢や県の南部、加賀地方で二次避難をしていた人も、仕事だったりライフラインが整ったことで、自宅に戻って在宅避難という形で仮設住宅の建設を待っている人も増えている。
仕事で4月に輪島市内に戻ってきたという人は「きょうは大きな揺れにビックリして外に飛び出した。建物が崩れるんじゃないかというほど大きな揺れだった」と話していた。
県は、今回の地震で住宅への被害が広がるようなことがあれば、避難所に避難してほしいと呼びかけている。
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