岩手県盛岡市内の住宅に火を放ち全焼させた疑いで5月30日に逮捕された近所に住む24歳の男の身柄が、31日に盛岡地方検察庁に送られました。

現住建造物等放火の疑いで送検されたのは、盛岡市好摩の会社員・佐々木開人容疑者(24)です。

警察によりますと、佐々木容疑者は4月27日の午前4時ごろ、盛岡市好摩で自宅の近くにある木造2階建ての住宅1棟に火を放ち全焼させた疑いが持たれています。
佐々木容疑者は警察の調べに対し容疑を認めているということです。

全焼した家の住人は逃げて無事でした。

現場付近ではこの火事の直前に道路の側溝で紙のようなものを焼く人物が目撃されているほか、火事の後には複数の住宅で不審な焼け跡が見つかっています。

現場から100mほど離れた住宅では、敷地内から焦げた空き缶が見つかり、そばにある庭の石には焼けた跡が残っていました。

また現場から50mほど離れた家の住人は火事に驚いて外に出た際、玄関先に焦げた厚紙が置かれていたため安心できない日が続いたといいます。

近所の人
「真っ黒、炭の状態。夜になると怖くてどうしようもなかった」

警察は佐々木容疑者との関連を調べています。

佐々木容疑者は自宅の近くにある空家に忍び込みおもちゃなどを盗んだ疑いでも5月に逮捕・送検されていました。

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