4年前、福島県三春町で男女2人がトラックにはねられ殺害された事件で、最高裁は検察側の上告を棄却し、無期懲役が確定した。

この事件は4年前の2020年5月、三春町の国道で清掃ボランティアをしていた男女2人がトラックにひき逃げ殺害されたもの。
殺人などの罪に問われた盛藤吉高被告に対し、一審は死刑を言い渡したが、二審は「確実に2人の命を奪うまでの意欲は認められない」などとして、一審の死刑判決を破棄し無期懲役を言い渡した。
この二審判決を不服として、仙台高等検察庁が最高裁判所に上告していた。

最高裁判所は「綿密な計画や周到な準備に基づき、殺害を確実に遂げるべく実行した犯行とはいえない」などとした上で、「死刑を選択することが真にやむを得ないとまでは言い難い」として検察の上告を棄却した。
これによって、盛藤被告の無期懲役が確定した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。