4月15日は、福島市や郡山市では最高気温が28℃を超えて、7月中旬並みとなった。サクラがまだ楽しめるこの時期の暑さ、昼間と朝晩の寒暖差に注意が必要だ。

<7月中旬並みの暑さ>
最高気温29.2℃を観測した福島市。強い日差しが降り注ぎ、街を歩く人は日傘をさしたり、アイスクリームを食べたりして暑さをしのいでいた。
九州から旅行で訪れた人は「九州よりも暑い。もうびっくりしました」と話す。また「夏の衣替えをする前に暑くなったので、何を着ていいかわからなくなる」との声も。
各地で今年一番の高温を記録。会津若松市や郡山市などでも夏日となり、7月中旬並みの暑さに。

<一日の寒暖差…18.5℃>
街の人からは「朝は寒いが、昼間は暑くて汗かいている」との声も聞かれ、まだサクラが楽しめる時期だけに戸惑いもあるようだ。
4月15日の一日の気温の変化を見てみると、福島市では日の出とともに気温がぐんぐんと上昇。午後2時すぎに最高気温に達する。最低気温との差は18.5℃。平年値と比べると7℃以上も大きい。
街で話を聞くと「寒暖差に弱いタイプなので、吐気とか立ち眩みだとか具合が悪くなる」「子どもたちが、急に鼻水が出てきたりとか。風邪なのかアレルギーなのか分からないので、病院に行ったらいいのか、どうしたら良いのかなとちょっと迷っている」と、この「寒暖差」に悩まされている人が多いようだ。

<医師が教える対策>
福島市にある「うめつLS内科クリニック」の梅津啓孝院長は「一番多いのは倦怠感とか口渇。身体が気温の変化に慣れてないときに、そういう状況が起こる」と話す。身体が変化に追い付けず、軽度の熱中症の症状が出る恐れもあるという。
気温が上がる時は、あらかじめ水分を多めに取り、普段から規則的な生活を送ることがポイントだ。
「食事をきちんととる事。そして水分をきちんととる。昼間はなるべく活動的な生活をして、夜は十分な睡眠をとる。今後本格的な熱中症シーズンを迎えるにあたっても、準備としては適切だと思う」と梅津院長はいう。
体調が優れない時は、医師への早めの相談を呼びかけている。

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