能登半島地震による土砂崩れで川がせき止められたいわゆる土砂ダムについて梅雨の時期を前に専門家などが現地を訪れ工事に問題が無いか確認しました。

リポート:
「こちらは土砂崩れによってせき止められてしまった紅葉川です。雨が降って水量が増え決壊するのを防ごうと新たに応急的な水路を作って対策しています」

能登半島地震では土砂崩れによって川がせき止められダムのようになる土砂ダムが複数の場所で確認され対応の工事が進められています。このうち輪島市市ノ瀬町(いちのせまち)の紅葉川(もみじがわ)では、高さ約160メートルの斜面から約160万~170万立方メートルの土砂が崩れ落ち、土砂ダムが出来ていて、国はせき止められた川の水を流す応急的な水路を作っています。

28日は大学教授などの専門家6人が現地を視察し、工事に問題が無いか確認しました。

新潟大学の丸井英明名誉教授は、「梅雨を控えてなんとか間に合わせていただいたということで少し安堵しております。本来の川の水量を流せるような恒久的な水路を作っていくそれが今後必要な工事になってきます」と話していました。

28日はこのほか町野地区の土砂ダムなども視察し、特に問題は無かったということです。

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