鹿児島県内では5月28日朝を中心に大雨となりました。
通勤通学に影響が出た方も多かったのではないでしょうか。
今回の大雨では線状降水帯の発生はありませんでしたが、雨が非常に激しく降ったところもあり、交通機関も乱れました。

山根美乃梨アナウンサー
「風も吹いているため屋根の下にいても顔がぬれてしまうほど横なぐりの雨になっています。視界も悪くなってきました」

28日午前5時前の鹿児島市です。

道路には水がたまり、時折風に流されているのが分かります。

轟木庸陽記者
「午前6時過ぎの新川です。雨の影響か川が増水しています」

27日、線状降水帯発生の可能性が発表された県内。

夕方から県内を覆うように雨雲がかかりはじめ、夜から午前中にかけて発達した雨雲が通過しました。

県内では線状降水帯は発生しませんでしたが、降り始めからの雨量が、肝付町前田で302・5ミリ、錦江町田代で298ミリと、平年の5月一月分の雨量を超える値となりました。

この雨で、最大で15の市町村に避難情報が出され、交通にも乱れが出ました。

JRの在来線は鹿児島本線、日豊本線などの運転見合わせが朝の通勤、通学時間帯を直撃しました。

JRの利用者
「とりあえず待ってみて行けなかったら、学校を休まないといけない」
「重富に行く予定だが、できるだけ早く回復したら行こうと思う」

また、種子屋久高速船が午前中の便を中心に欠航が相次ぐなど、海の便にも乱れが出ました。

県内に出されていた警報はすべて解除されていますが、奄美地方では引き続き土砂災害に注意が必要です。

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