5月27日夜、北朝鮮から弾道ミサイルとみられるものが発射されたとして、沖縄県にJアラートが発令されました。繰り返される北朝鮮の発射行動。実際にミサイルが飛んで来た場合、どのようにして身を守ればよいのでしょう?

市民は
「逃げるとかカーテンを閉めたりとか?分かんないです」
「家だと風呂が一番安全みたい。本当かどうか分かんないですけど、聞いたことがあります」
「シェルターとかそういうものはないし、日本では普及していないのであれば、いいとは思うけど現実的ではない」

Jアラートで情報発信があった場合、内閣官房が呼びかけているのは、地下に避難することです。

記者リポート
「こちらが一時的な避難場所となっている地下道です。全面がコンクリートで覆われていて非常に頑丈な造りとなっています」

宮城野区にある「福田町地下道」です。爆風などから身を守る上で、有効とされる地下施設に指定されています。県内ではこうした地下施設があわせて65カ所指定されていて、仙台市が最も多く地下鉄の駅を中心に38カ所、次いで大崎市で11カ所、多賀城市で3カ所、岩沼市で2カ所などとなっています。仙台市は去年、弾道ミサイルが飛んできたことを想定して住民の避難訓練を初めて行いました。地下に避難した後は低い姿勢で頭を覆い、身を守る態勢を取ることが大事だということです。一方で、近くにこうした地下施設がある所は限られています。地下に逃げることができない場合、どのようにしたらよいのでしょう?

県内で指定されている地下の避難施設は65カ所のうち38カ所が仙台市にありますが、大崎市が11カ所で、それ以外では2カ所や1カ所。全くないという自治体がほとんどです。
周りに逃げ場所がない場合、政府が呼びかけている方法がこちらです。まずはJアラートが発令されたのを確認します。近くに建物などがない場合は物かげに身を隠します。態勢を低くして頭を守る行動をすることが大切だそうです。隠れる物かげは、最悪の場合、公園のベンチなどでもいいそうです。また、自宅や建物の中にいる場合でも、窓ガラスが割れる可能性があるため、できるだけ窓から離れることが必要だということです。
県は今後、避難できる指定の施設を増やすことにしています。

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