実在しない24歳年下の妹になりすました73歳の女に、執行猶予つきの有罪判決。

吉野千鶴被告(73)は、架空の48歳の妹「岩田樹亞(48)」になりすまし、戸籍などを不正に取得した罪に問われている。

東京地裁は判決で、「岩田樹亞の詳細な生い立ちを設定して、吉野千鶴と使い分けながら対応するなど、大胆な一方で周到さもある。身分証明制度の根幹を揺るがす悪質な犯行」と指摘した。

そのうえで、「動機は年齢で不当な扱いを受けずに働きたかったというもので、刑事責任は軽いものではないが、反省の態度を示している」として、吉野被告に懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。

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