夏の日差し=東京都内で、米田堅持撮影

 国内最高気温の記録を持つ埼玉県熊谷市など5都市の民間団体が一堂に会し、暑さ対策などの活動を報告し、持続可能な社会を目指す「第11回アツいまちサミット2024」が6月1日、熊谷市で開かれる。

 開催するのは、一般社団法人「アツいまち」。現在の暑さ日本一の記録を持つ浜松市と熊谷市、かつて日本一だった高知県四万十市▽岐阜県多治見市▽山形市の5都市の民間団体で組織している。

 現在の最高気温記録は41・1度で、熊谷市が18年、浜松市が20年に観測した。過去には山形市40・8度(1933年)▽多治見市40・9度(07年)▽四万十市41・0度(13年)――を記録。いずれも40度超えのそうそうたるメンバーが集まる。

2023年のアツいまちサミットで発表する熊谷市の代表=一般社団法人「アツいまち」提供

 昨年のサミットでは熊谷市が「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」の取り組みを発表した。前例のない暑さが予想される場合に環境省が出す「熱中症特別警戒アラート」の運用が4月から開始。クーリングシェルターは、アラート発表時に避難先として誰でも利用できる公共施設などのことで、熊谷市は環境省のモデル事業に採択されていた。

 今年は、熊谷市筑波のショッピングセンター「アズ熊谷」6階で、暑さ対策などの報告や、地域の若者によるワークショップを予定。開催の様子は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「一般社団法人アツいまち」のチャンネルで同時配信する。【嶋田夕子】

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