逮捕されたのは、両親と兄と妹、妹の交際相手。
被害者は元交際相手。

スーツケース遺体事件が急展開した。

警察官と歩く、遺体を遺棄した疑いで逮捕された西高舞容疑者(32)。
元交際相手の原唯之さん(当時46)の遺体を、スーツケースに入れて遺棄したとみられている。

スーツケースが多摩川の河川敷で発見されたのは、2023年12月。
それから約5カ月がたった25日、事件は一気に動いた。

逮捕されたのは舞容疑者と、その家族。
そして、舞容疑者と現在交際中の会社員・岩城周平容疑者(39)。

舞容疑者は近くに住んでいたが、引っ越し。
近所に住む人は、違和感があったと話した。

近隣住民「去年の12月にはもういなかった。雲隠れするように、引っ越し業者も呼ばずに。荷物運んでいる気配も夜中だった」

舞容疑者の母親・美保容疑者と、兄の昌吾容疑者の自宅は東京・大田区。
この自宅近くの河川敷で、原さんの遺体を遺棄したとみられている。

原さんの遺体が遺棄された場所は、明るい時間は人通りもあり、自宅からは1kmほどしか離れていない。

そして27日、新たな事実が判明した。

捜査関係者によれば、原さんの遺体は手足が縛られ、スーツケースには重りがつけられていたという。

舞容疑者と原さんの交際が始まったのは、2023年3月。

しかし、口論がきっかけで、9月に舞容疑者が被害届を提出。
原さんは、脅迫の疑いで逮捕された。

「唯我」という名前で、動画配信者として活動していた原さん。

遺体が発見される前の月には、配信動画で「最初の被害は俺だからね、冗談抜きで。暴言吐いたりどうこうってさ、お金の返済期限じゃなくて、返済期日にちゃんと金額を教えてないから、俺は何度もそれを注意しただけであって、そのことで怒っていただけであって、そのこと以外で別に怒らないよ」と語っていた。

この内容が、事件と関係があるかどうかはわかっていない。

警察は、2人の間に金銭などのトラブルがあったとみていて、原さんが殺害された経緯についても調べている。

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