2玉300万円で落札された夕張メロン=札幌市中央区の中央卸売市場で2024年5月24日午前7時22分、片野裕之撮影
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 北海道夕張市特産の初夏の味覚「夕張メロン」の初競りが24日、札幌市中央卸売市場であり、昨年よりも50万円低い2玉300万円で落札された。落札値が「その年の景気を占う」と言われている。

 夕張市の企業「ホクユーパック」が3年連続で落札した。野田清道会長(76)は「今年のメロンは特に味が濃い」と笑顔を見せた。

 夕張メロンは通常2玉7000~8000円程度で、初競りはご祝儀相場になるのが慣例。過去最高は2019年の2玉500万円だ。夕張市農協によると、今年は春先の穏やかな天候などにより生育は順調で、甘く仕上がっているという。

 23日に1696玉を初出荷。6月末から7月にかけて収穫のピークを迎え、8月末ごろまでに3200トンの出荷を予定している。【片野裕之】

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