第11管区海上保安本部は22日、今年のマリンレジャー中の海難事故が、21日時点で前年同期比6人増の25人だったと発表した。過去5年で2番目に多い。

 11管はコロナ禍が明け、マリンレジャーが活発化していると指摘。事故者数のうち観光客が13人と半数を占めている。ゴールデンウイーク中の海難事故も6人のうち4人が観光客だった。

 今月17日には南城市奥武島で中学生2人が溺れた事故が発生。うち1人が今も心肺停止の重体となっている。昨年6月にも同島のビーチで女子中学生が遊泳中に死亡する事故が起きた。

 坂本誠志郎本部長は「関係機関と連携してライフジャケット着用の徹底と事業者への安全指導に積極的に取り組んでいく」と述べた。11管は24日、南城市や中城海保などと臨時の水難事故防止推進協議会を開く。(社会部・知念祥吾)

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