女性の遺体が発見されたマンション=大阪府枚方市で2024年5月18日午後9時24分、三村政司撮影

 大阪府枚方市のマンションで18日、住人の女子大学生が刃物で刺されて死亡しているのが見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された無職、西光勝容疑者(26)=兵庫県明石市=が自筆したとみられるメモを府警が押収していたことが判明した。大学生の殺害を認める内容だという。府警が21日、明らかにした。

 枚方市のマンション3階に住んでいた大学2年、渡辺華蓮(かれん)さん(19)は18日、自室で布団を掛けられた状態で倒れているのが発見された。上半身に複数の刺し傷があり、近くに包丁1本が落ちていた。府警は同日、渡辺さんの知人の西光容疑者を殺人容疑で逮捕した。

 逮捕後の捜査で、西光容疑者が「渡辺さんを殺した」という内容のメモを所持していたことが分かった。西光容疑者の筆跡とみられ、府警は事件後に書いたとみて確認を急いでいる。

 また、西光容疑者は事件発覚2日前の16日、大阪市内のホテルにチェックインしていたことも判明。府警は西光容疑者が宿泊の直前に渡辺さんを殺害したとみて、詳しい経緯を調べている。

 府警は21日、渡辺さんの司法解剖の結果を明らかにした。亡くなったのは16日ごろと推定され、死因は首を切られたことによる失血死だった。体には他に50カ所以上の刺し傷や切り傷があった。【林みづき、斉藤朋恵】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。