特殊詐欺グループの一員として、弁護士などになりすまし、金沢市や羽咋市内の高齢者から現金あわせて400万円をだまし取ったとして東京都の23歳の大学生が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは東京都板橋区の大学生阪部全(さかべ たもつ)容疑者(23)です。
警察によりますと阪部容疑者は特殊詐欺グループの一員として、今年4月、羽咋市の90代の男性から300万円、金沢市の70代の女性から100万円をだまし取った疑いが持たれています。
この内、羽咋市の男性のケースでは、男性の息子と名乗る男から「人妻を妊娠させてしまい示談金として300万円払う必要がある。代わりに弁護士が取りに行く」といった電話がかかって来ました。
息子の電話と信じ込んだ男性は、弁護士と偽った阪部容疑者と白山市内での待ち合わせ、その場で、現金300万円を渡したと言うことです。金沢市の70代の女性のケースでも阪部容疑者は弁護士の代理人と偽り、現金100万円を騙し取ったと言うことです。
警察は組織的な犯罪グループによるもので共犯者がいるためとして、阪部容疑者の認否を明らかにしていません。
警察は動機や余罪について阪部容疑者を追及し事件の全容解明を進めています。
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