野菜高騰の波は、健康野菜のブロッコリーにまで及んでいる。

“筋肉芸人”のなかやまきんに君も、YouTubeで“筋肉食材”として紹介していたブロッコリー。

マッチョになくてはならないブロッコリーが、キャベツに続いて、異例の高値に見舞われている。

ジムに通う人「ブロッコリー困りますね。高いので買わないですね」

ブロッコリーの人気は、飲食店でも...。

東京・恵比寿にあるエスニック居酒屋「BROc & COLI」。
この店の看板メニューは、クリーミーな特製ドレッシングがかかった、“ブロッコリー盛”。

健康志向の女性たちから人気の高いメニューだが、毎日大量のブロッコリーを使う店では、価格の高騰は死活問題。

BROc & COLI 店長・としさん「きょうが今までで(仕入れ値が)一番高くなりました。(Q. 値段はいくらだった?)こちら今、430円です。1株430円になっていました」

仕入れ値は1年前と比べ、4倍以上になったという。

なぜ、ここまでブロッコリーの価格が高騰しているのか。

全国から集計した5月のブロッコリーの卸売価格は、平年の2.5倍と異例の事態になっている。

東京都内のスーパーでも、平年の2倍以上の価格で売られていた。

買い物客(20代)「ブロッコリー好きでよく食べるけど、高くて買えない。怖いですね、値上がりが...」

取材班が向かったのは、埼玉県内にあるブロッコリー農家。
例年だと収穫に追われている時期だということだが...。

ベジファーム北本・内田泰宏さん「この(ひざ上)ぐらいの大きさに成長していないといけない。まだ大きくなっていない状態です」

生育が2週間ほど遅れているという。

春先の天候不順と高温が原因とみられている。

ベジファーム北本・内田泰宏さん「自然の力には勝てない。本当に悔しいですけど」

独立行政法人 農畜産業振興機構は「今後、ブロッコリーの産地がうまく切り替われば、収穫量は平年のように戻る」と話している。

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