14日、南島原市で大規模な地すべりが確認されました。

15日朝から市の担当者が現地を訪れています。

3年前にも同じ場所で地すべりが発生していて、市は高齢者等避難を発令して注意を呼びかけています。

地すべりが発生したのは、南島原市南有馬町の大抜地区で、幅は約100メートル、長さは約200メートルにわたっています。

KTN記者
「地すべりがあった現場です。この場所は3年前の大雨でも、地すべりがおき、補修工事が行われていましたが、今回同じ現場での地すべりとなりました」

15日朝から市の職員が現地を訪れ、14日まで土砂や木が動いている様子がうかがえたことから、ドローンを飛ばして地すべりの規模や状況を改めて確認しました。

この場所では、2021年8月にも大雨で地すべりが発生していて、斜面の補強工事を終えて2024年度から道路の修復工事に入る予定でした。

南島原市総務部防災課 永川 賢一さん
「前回よりも土砂の量は多いかなと。幸い雨が降っていないからいいけど、これから梅雨に入るので雨が降ると前回より大きな被害が出るかもしれないので心配」

市は、14日に災害対策本部を立ち上げて「高齢者等避難」を発令し、避難対象の2世帯に状況を説明しました。

ケガ人は確認されていません。

この地すべりにより、近くを通る広域農道の3カ所でも片側通行の交通規制が行われています。

市は今後、専門家と協議することにしていて必要があれば避難指示などに切り替える
方針です。
(15日午前11時時点)

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