こどもの国のローラーすべり台=横浜市青葉区で2024年4月29日午前11時、葛西大博撮影

 横浜に新たな名所が誕生――。こどもの国(横浜市青葉区、東京都町田市)にこのほど、横浜で一番長い全長115メートルのローラーすべり台が完成した。大型連休中には1時間待ちの列ができるなど、子どもたちの人気を集めている。

 3月25日にリニューアルオープンしたすべり台のコンセプトは、「大空を舞う夢飛行機 チャレンジャー」。2001年に設置された初代のすべり台(全長110メートル)の老朽化に伴い、新設。ステンレス製のローラーを使い、初代に比べすべりがスムーズになった。

 こどもの国企画広報室の三ツ井洋平課長補佐は「すべり台目当てに来場される人も多く、目玉のアトラクションです」と話す。寒川町から両親と訪れた窪田雫さん(4)は「ローラーでお尻がむずむずしたけど、楽しかった」と笑顔を見せた。

 広さ約100ヘクタールの広大な敷地に、遊具やプール、牧場などがあるこどもの国。かつては旧日本陸軍の国有地だったことから、今も弾薬庫跡などを見ることができる。戦争の傷痕が残る園内に、子どもたちの平和な歓声が響いた。【葛西大博】

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