巨額投資詐欺事件の主犯格として逮捕された「西山ファーム」の元副社長について、名古屋地検は14日、出資法違反の罪で起訴しました。

 岡山県の農園経営会社「西山ファーム」の元副社長、山崎裕輔被告(43)は、果物を海外に転売するウソの投資話で、2018年から2019年にかけ、男女4人から合わせて2300万円余りをだまし取った詐欺の疑いでこれまでに3回逮捕されています。

 名古屋地検は14日、山崎被告について、3人から合わせて1200万円を違法に集めた出資法違反の罪で起訴しました。認否は明らかにしていません。

 詐欺罪ではなく、出資法違反の罪での起訴について名古屋地検は「集めた金がいわゆる出資法違反に該当するとの判断での起訴。詐欺にあたるかどうかは、継続して捜査していく」などとコメントしています。

 警察は西山ファームが愛知県を中心に931人から133億円余りを集めたとしていて、山崎被告は4年にわたる海外逃亡の末、2024年3月に日本へ強制送還されていました。

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