制御を失った路線バス。
目を疑うような、悲劇的な瞬間を迎えた。

5月10日、ロシア第2の都市、サンクトペテルブルク市内を走る路線バスが暴走。
蛇行運転の末に、川に転落した。

青いバスは、歩道に乗り上げたあと、Uターンするように右に曲がり、車と衝突。

止まることなく、橋の欄干を突き破り、バスごと川へと転落した。
バスには、約20人が乗っていたとみられる。

事故を目撃した人「服のまま飛び込んで(乗客を助けようとしている人もいたわ」、「わたしたちは車を止め、(転落した乗客に)心臓マッサージをした」

川に転落したバスはクレーンで引き揚げられたが、乗客7人が死亡。

ロシア当局は、「バスがコントロールを失った」として、44歳の運転手を拘束した。

いったい、なぜ運転手はバスを暴走させることになったのか。

AP通信によると、拘束された運転手の妻はロシアメディアに、「事故前日に20時間働いたあと、ほとんど休むこともなく朝から仕事を強制させられていた」と話している。

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