愛媛県内の7つの市と町で10日と13日の2日間、特殊詐欺の予兆電話が9件確認され、警察は13日から1週間に特殊詐欺被害アラートを出し注意を呼びかけています。

警察によりますと予兆電話は10日と13日の2日間、西予市1件、松山市2件、宇和島市1件、今治市1件、八幡浜市1件、西条市1件、松前町2件の計9件確認されました。

電話の相手は市役所や役場、金融機関、日本年金機構の職員を名乗る男で、全てのケースで保険金の払い戻しや還付金があるとウソを言っていました。また電話を受けたのは40代~70代の男女で、全員が固定電話にかかってきました。

警察は13日から20日まで今年7回目の特殊詐欺被害アラートを発令。自治体や金融機関の職員が、ATMで保険料や年金などの払い戻しの手続きを依頼することはなく、国際電話などの見慣れない番号には対応しないことなどを呼びかけています。

県内では特殊詐欺の被害が今年に入って4月末時点で38件確認され、去年の同じ期間の2倍。被害総額は約5400万円で3.6倍程になっています。

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