５月１０日、福岡空港で離陸前の日本航空の旅客機が、管制官の許可なく滑走路脇の停止線を越え、別の旅客機が急ブレーキをかけて離陸を取りやめるトラブルが起きていたことが分かりました。
国土交通省によりますと、１０日午後０時半ごろ、福岡空港で松山行きのジェイエア機が滑走路で離陸準備をしていたところ、羽田行きの日本航空の旅客機が滑走路手前の停止線を越えました。
管制官からの指示を受け、日航機は滑走路手前で停止。
当時、時速１２０キロ余りで走行していたジェイエア機は、急ブレーキをかけて停止し、離陸を取りやめたということです。
当時、ジェイエア機にいた乗客乗員４８人にケガはありませんでしたが、このトラブルの影響でジェイエア機は３便が欠航となっています。
日本航空は、今回のトラブルについて「管制官とパイロットの間で認識の違いがあった可能性がある」としていて、国交省は重大インシデントには該当しないとしています。
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