高島屋が12日発表した令和6年2月期連結決算は、最終利益が前期比13・6%増の316億円と過去最高だった。新型コロナウイルス禍の影響緩和で、インバウンド(訪日客)需要が増えるなど国内百貨店の売り上げが好調だった。
本業のもうけを示す営業利益も41・3%増の459億円となり、33年ぶりの最高益となった。売上高に当たる営業収益は5・1%増の4661億円。村田善郎社長は記者会見で「コロナ禍が明けて(客足が戻るなど)リバウンドがあったほか、富裕層の国内消費が堅調に推移している」と述べた。
7年2月期の連結業績予想は、営業収益が6・6%増の4970億円、最終利益が7・5%増の340億円を見込む。
また高島屋は7年の元日と、翌1月2日を原則休業日にする方針を明らかにした。近年、正月休みは元日のみだった。従業員や取引先の就労環境改善が目的という。
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