次期経団連会長に就任する筒井義信・日本生命保険会長(8月)

経団連の十倉雅和会長は17日、自らの後任に副会長の筒井義信・日本生命保険会長を起用する方針を正式に表明した。都内で記者団の取材に答えた。金融機関から経団連会長を選ぶのは初めてで、製造業を軸にしてきた経団連の変革を示す人事となる。

十倉氏は「公平・公正で持続可能な社会を目指して経団連活動を推進いただける方という観点から、最終的に筒井氏にお願いすることになった」と述べた。これまでは製造業の出身者が会長に就くことが多かったが、「製造業・非製造業はあまり意識せず、人物本位で選んだ」と語った。

2025年1月14日の会長・副会長会議で内定し、5月29日の定時総会で筒井氏が新会長に就任する。

筒井氏は23年から経団連副会長を務め、24年にはGX(グリーントランスフォーメーション)推進機構の初代理事長に就任した。社会保障やGXでの政策立案に期待がある。

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